将来の安心と老後の家を確保するためにマイホームを購入したいが、とある持病を持っていて住宅ローンに義務付けられている団体信用生命保険に加入できないという不安をお持ちのお客様から相談がありました。
銀行で住宅ローンを利用するには団体信用生命保険(以下、団信)の加入が義務付けられており、持病や健康状態に懸念があると、この団信の加入が否認されます。
加入申込書には過去3年以内の入院や手術、3か月以内に医師の診断による投薬や通院歴など詳細に告知義務があり、告知義務のある病名も多岐にわたっています。
複数の金融機関担当者と事前相談をし、内容説明したところ、どこも団信加入はまず無理だろうとの見解でしたが、あくまでも加入の可否は保険会社が判断するので断言はできないとの事でした。
ちなみに、団信には2種類あり、一般団信とワイド団信というのがあるのですが、ワイド団信というのは一般団信よりも引き受け範囲を広げたもので一般団信で否認されてもワイド団信では承認されるというケースがあるのでありがたい団信です。
ワイド団信になった場合は金利に0.3%が上乗せされる仕組みだが、今の低金利ではさほど影響もなく団信に加入できてローンが組めるのだから告知事項がある方にとっては救いの制度ですね。
ネックはワイド団信に加入できる年齢制限が50歳未満というところです。
そもそも団信とは、万が一ローン返済中に死亡や高度障害を負った場合にローンの残債が全額保険会社から支払われる為、残された家族や相続人はローンのない家に住み続けられる、安心の制度でしかも保険料が別途掛かるわけではないので加入しておきたいですよね。
もし団信に加入できない場合は銀行での住宅ローンは不可となり、残す手立ては団信加入が義務ではない「フラット35」のみです。
今回のお客様は50歳を超えていたのでワイド団信の申込はできず、とても厳しい状況でしたが、お客様とは、団信加入がどこも不可ならフラット35にしましょうという事で話がまとまったので、物件購入申込という運びになりました。
諦めず複数の銀行で団信審査を含めた事前審査を行った結果、予想通りネット銀行、リアル銀行ことごとく団信が否認され、やはりフラット35しかないかなと考えていた矢先、ある銀行で一般団信とワイド団信の中間的な団信がある事を思い出し、年齢制限も71歳未満なのでOK、引き受け範囲もワイド団信ほどではないが一般団信よりも広いというものなので、藁にもすがる思いでその銀行に託したところ、なんと団信加入が承認されたのです!しかもワイド団信ではないので金利の上乗せも無く、通常の金利が適用されます。
正直、私もお客様の驚き歓喜しました!
銀行によって保険会社は違うので諦めずに審査を続け、日頃から各銀行と連携をとっていたことが功を奏しました。
不動産営業歴約20年のベテランですが、久しぶりにお客様と一緒にガッツポーズをした瞬間でした!
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